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折り加工印刷とは?営業・マーケティング担当者なら知っておきたい販促物への活用術

「販促物の効果が伸び悩んでいる」「他社との差別化が難しい」と感じていませんか?
デジタル化が進む現代においても、紙媒体の販促物は、手軽に顧客に情報を届けられる強力なツールです。
しかし、ただ情報を羅列するだけでは、なかなか手に取ってもらえないことも事実です。
そこで注目したいのが「折り加工印刷」です。
一枚の紙に工夫を凝らすことで、情報量を増やし、視覚的なインパクトを与え、顧客の記憶に残る販促物へと変貌させます。
営業・マーケティング担当者の皆様にとって、販促物の効果を劇的に向上させるための強力な武器となるでしょう。
本記事では、企業の営業・マーケティング担当者の皆様が知っておくべき「折り加工印刷」の基本から、具体的な種類、そして販促物への活用術までを解説いたします。
折り加工印刷とは?
デジタル化が進む現代において、紙媒体の販促物は、手軽に顧客に情報を届けられる強力なツールです。
しかし、ただ情報を羅列するだけでは、なかなか手に取ってもらえないことも事実です。
そこで注目したいのが「折り加工印刷」です。
折り加工印刷とは、印刷された紙を特定の形状に折ることで、一枚の紙では表現しきれない情報量や、視覚的なインパクト、手触りによる体験価値を生み出す印刷技術です。
パンフレットやDM、リーフレットなど、様々な販促物に応用され、顧客の興味を引き、メッセージを効果的に伝える役割を担います。
折り加工印刷の基本的な仕組み
折り加工印刷は、主に以下の工程で進められます。
- デザイン・データ作成:折り加工を考慮したレイアウトでデザインを作成します。折った時の見え方や、開いた時の情報の流れを意識することが重要です。
- 印刷:デザインデータに基づき、紙に印刷を行います。
- 折り加工:印刷された紙を、事前に設定された折り位置に沿って機械または手作業で折っていきます。この工程で、目的の形状や機能が実現されます。
この一連の工程を通じて、平坦な一枚の紙が、情報満載で魅力的な販促物へと生まれ変わるのです。
折り加工印刷の3つのメリット
折り加工印刷を販促物に取り入れることで、企業の営業・マーケティング担当者の皆様は、以下のような強力なメリットを享受できます。
情報量の増加と整理
一枚の紙を折ることで、複数のページや面を作り出すことができます。
これにより、限られたスペースに多くの情報を盛り込むことが可能になります。
たとえば、会社概要、製品・サービスの詳細、お客様の声、お問い合わせ先など、伝えたい情報を段階的に、かつ分かりやすく整理して提示できます。
- 製品やサービスの魅力を多角的に伝えられる。
- 顧客が知りたい情報を、必要なタイミングで提供できる。
- 情報を整理して提示することで、理解度を高められる。
視覚的なインパクトと差別化
単なる平坦なチラシとは異なり、折り加工された販促物は、立体感や開く楽しさといった要素が加わります。これにより、顧客の目を引き、手に取ってもらえる確率が高まります。また、他社が使っていないようなユニークな折り方を採用することで、競合との差別化を図り、ブランドイメージを向上させることも可能です。
- 手に取った瞬間の驚きや楽しさを提供できる。
- ユニークな形状で記憶に残りやすくなる。
- ブランドのクリエイティブ性やこだわりを表現できる。
コンパクトさと携帯性
広げると大きな情報面を持つ販促物も、折りたたむことでコンパクトになり、持ち運びやすくなります。
イベント会場での配布や、営業担当者が顧客訪問時に手渡す際にも、かさばらずスマートに渡せるため、顧客にとっても受け取りやすく、保管しやすいというメリットがあります。
- イベントや展示会での配布効率が向上する。
- 顧客が持ち帰りやすく、後でじっくり読んでもらえる機会が増える。
- 郵送する際の送料を抑えられる場合がある(DMなど)。
折り加工の種類と特徴
折り加工には様々な種類があり、それぞれに適した用途や表現方法があります。
ここでは代表的な折り方とその特徴をご紹介します。
二つ折り
紙を中央で一度折る最もシンプルな折り方です。
A4サイズを二つ折りにするとA5サイズになり、パンフレットやメニュー、案内状など、幅広い用途で活用されます。
- 特徴:シンプルで読みやすい。情報量が少ない場合や、写真などを大きく見せたい場合に適しています。
- 主な用途:簡易パンフレット、メニュー、グリーティングカード、案内状。
巻き三つ折り
紙を三つに分け、端の1面を内側に巻き込むように折る方法です。
一般的なパンフレットやDMでよく見られます。
- 特徴:開く楽しさがあり、段階的に情報を提示できます。
コンパクトながら情報量も確保できます。 - 主な用途:会社案内、製品カタログ、イベント告知パンフレット、DM。
Z折り(外三つ折り)
紙を三つに分け、アルファベットの「Z」のように互い違いに折る方法です。
アコーディオン折りとも呼ばれます。
- 特徴:全面を一度に広げられるため、一覧性に優れています。写真やイラストを連続して見せたい場合に効果的です。
- 主な用途:地図、工程表、製品の機能紹介、イベント会場案内図。
観音折り
紙の両端を中央に向けて折り、さらに全体を二つ折りにする、または中央で突き合わせるように折る方法です。扉を開くような形状になります。
- 特徴:高級感や特別感を演出できます。開く動作に期待感を持たせ、重要な情報を中央に配置することで引き立たせることができます。
- 主な用途:企業パンフレット、高級商品の紹介、美術館の案内、招待状。
蛇腹折り(アコーディオン折り)
紙を複数回、Z字状に折り重ねる方法です。
折り数が増えるほど、多くの情報を連続して掲載できます。
- 特徴:情報を時系列やステップごとに見せるのに適しています。長い情報をコンパクトにまとめられます。
- 主な用途:観光マップ、イベントスケジュール、取扱説明書、製品ラインナップ一覧。
クロス折り(十字折り)
紙を縦と横にそれぞれ二つ折りにする方法です。
開くと大きな1枚の紙になります。
- 特徴:畳んだ状態はコンパクトですが、広げると大きな情報面になるため、ポスターとしても活用できます。
- 主な用途:地図、イベント会場マップ、広範囲の製品紹介、ポスター兼パンフレット。
巻き四つ折り
紙を四つに分け、巻き三つ折りと同様に、端から内側へ巻き込むように折る方法です。
さらに情報量を増やしたい場合に適しています。
- 特徴:巻き三つ折りよりも多くの情報を収納できます。複数ステップの情報提供に。
- 主な用途:詳細な製品カタログ、複数サービスの紹介、複雑な情報を段階的に見せるパンフレット。
DM折り(外四つ折り)
紙を四つに分け、外側に二つ折りにし、さらにそれを二つ折りにする、または外三つ折りを応用した折り方で、封筒に封入しやすいサイズに仕上げることを目的とした折り方です。
- 特徴:封筒への封入に適しており、DMの郵送コスト削減にも貢献します。
- 主な用途:ダイレクトメール、請求書兼広告。
変形折り
上記で紹介した以外の、独自の折り方や複雑な折り方を指します。
星形、窓開き、観音折りと巻き三つ折りの組み合わせなど、さまざまなバリエーションがあります。
- 特徴:非常に高いオリジナリティとインパクトを与えられます。競合との差別化に最適です。
- 主な用途:特別なプロモーション、ブランドイメージを際立たせたい販促物、限定キャンペーン。
折り加工印刷の活用術
企業の営業・マーケティング担当者の皆様が、折り加工印刷をどのように販促活動に活かせるか、具体的な活用術をご紹介します。
パンフレット・リーフレット
折り加工印刷の最も一般的な活用例です。
二つ折り、巻き三つ折り、Z折り、観音折りなど、目的や情報量に合わせて最適な折り方を選びましょう。
- 商品・サービス紹介:巻き三つ折りやZ折りで、製品の特長やメリットを段階的に、または一覧で分かりやすく提示。写真や図解を多用し、視覚的に訴えかけましょう。
- 会社案内:観音折りや巻き四つ折りで、企業の理念、沿革、事業内容などを掲載。高級感のある紙質と組み合わせることで、信頼性を高めることができます。
- イベント告知:Z折りや二つ折りで、日時、場所、内容、地図などを簡潔にまとめ、配布しやすいリーフレットに。
DM(ダイレクトメール)
DMに折り加工を施すことで、開封率や反応率を向上させることができます。
特に、開くことで情報が展開される仕掛けは、顧客の興味を引きつけます。
- 特別感の演出:観音折りや変形折りを取り入れ、受け取った瞬間に「何だろう?」と思わせる仕掛けを。クーポンやキャンペーン情報を内側に隠すことで、開封を促します。
- 情報量の最適化:DM折りや巻き三つ折りで、A4サイズの情報を封筒に収まるコンパクトなサイズに。限られたスペースで、伝えたいメッセージと特典情報をバランス良く配置しましょう。
- パーソナライズ:顧客の名前や特定の情報を印字した上で折り加工することで、よりパーソナルなメッセージとして受け取られやすくなります。
名刺・ショップカード
名刺やショップカードにも折り加工を取り入れることで、単なる連絡先交換ツール以上の価値を持たせることができます。
- 情報量の拡大:二つ折り名刺にすることで、通常の2倍の情報量を掲載可能。事業内容、サービス一覧、SNSアカウント、ミニマップなどを記載できます。
- デザイン性の向上:変形折りや窓開き加工と組み合わせることで、ユニークで記憶に残る名刺に。初対面の会話のきっかけにもなります。
- クーポン機能:ショップカードに折り加工を施し、内側に次回使えるクーポンやスタンプカード機能を付加。再来店を促すツールとして活用できます。
その他販促物への応用
折り加工印刷は、上記以外にもさまざまな販促物に応用できます。
- 商品パッケージ:折り加工を施すことで、商品の保護だけでなく、開ける楽しさやブランド体験を向上させることができます。
- メニュー表:レストランやカフェのメニューに観音折りや蛇腹折りを用いることで、料理のカテゴリー分けや、おすすめメニューのハイライトがしやすくなります。
- チケット・クーポン券:ミシン目と折り加工を組み合わせることで、切り離しやすく、持ち運びやすいチケットやクーポンを作成できます。
- カレンダー:卓上カレンダーや壁掛けカレンダーに折り加工を施し、コンパクトさと機能性を両立させます。
折り加工印刷に関するFAQ
折り加工印刷に関して、よくいただく質問と回答をまとめました。
Q1.折り加工印刷の費用はどのくらいですか?
A1.費用は、紙の種類、サイズ、印刷部数、折り加工の種類(複雑さ)、デザインの有無、納期などによって大きく変動します。
シンプルな二つ折りであれば比較的安価ですが、観音折りや変形折り、大量部数になると費用は上がります。
複数の印刷会社に見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
Q2.納期はどれくらいかかりますか?
A2.デザイン確定後、印刷から折り加工、納品まで通常1週間〜2週間程度が目安です。
複雑な折り方や大量部数の場合はさらに時間がかかることもあります。
急ぎの場合は特急対応も可能です。ただし、現場に空きがない場合は対応できないこともあるので余裕を持ったスケジュールで発注しましょう。
Q3.小ロットでも注文できますか?
A3.はい、多くの印刷会社で小ロット(数十部〜)からの注文を受け付けています。
ただし、ロットが少ないほど1部あたりの単価は高くなる傾向があります。
まずは希望部数を伝え、見積もりを取ってみましょう。
まとめ
「販促物の効果が伸び悩んでいる」「他社との差別化が難しい」と感じている企業の営業・マーケティング担当者の皆様にとって、折り加工印刷は強力な解決策となり得ます。
一枚の紙に工夫を凝らすことで、情報量を増やし、視覚的なインパクトを与え、コンパクトに持ち運びやすくする。これらのメリットは、顧客の手に取ってもらい、記憶に残る販促物を作る上で非常に重要です。
本記事でご紹介した様々な折り加工の種類と活用術を参考に、ぜひ貴社の製品やサービスの魅力を最大限に引き出す販促物作りに挑戦してみてください。どのような折り方が自社の目的に合っているか分からない場合は、専門の印刷会社に相談し、サンプルを見せてもらいながら検討することをおすすめします。
デジタル時代においても、手触り感のある紙媒体の販促物は、顧客とのリアルな接点を作り、深い信頼関係を築くための大切なツールです。折り加工印刷を上手に活用し、貴社のマーケティング活動を次のレベルへと引き上げましょう。



